大きな舞台で細部を突き詰めていくこと。

RYU_小林世維

2025.01.07

10代の頃からライブハウスなどを中心に照明デザインをやってきた小林世維。若手ながらRYUでも経験を積み重ね、自らデザイナーとして多数の現場に携わっている。そんな彼女が感じる照明の魅力、RYUの魅力を聞いた。

−照明スタッフを目指すきっかけを教えてください。

私が通っていた高校は、音楽やライブ、イベントの制作を学べるところで、週末に音響や照明のオペレーションを学生が担当するライブがあったんです。そのライブに先輩からスタッフが足りないからと誘われて、生まれて初めてライブハウスに入って。やりたかった音響スタッフができる!と意気込んでいたんですが、頼まれたのは照明スタッフでした。照明は半年だけと頼まれて、ライブ現場で実践しながら学んで、その先輩が卒業するときに1曲だけオペレーションをしたらすごく楽しくて。「照明好きかも!」と感じ照明さんを目指すようになりました。

−RYUではたらくきっかけはなんでしたか?

高校を卒業するタイミングが、ちょうどコロナ禍と重なったこともあって、就活をせずにライブハウスでフリーランスの照明さんとして2年ほど活動していました。ただ、現場の規模が大きくなって、自分の実力が伴わず迷惑をかけることがあったりして。それが悔しくて「ちゃんとした照明さんになってやる!」と思って、就職する会社を探しているときに、お世話になっていた先輩にいい会社があると教えてもらったのがRYUだったんです。RYUには変わった照明デザイナーの方がいること、音楽だけじゃなくて、ダンスや演劇、企業案件などいろんな仕事をしている会社だと聞いたことが会社を選ぶ決め手でした。

−RYUではどんな仕事をしていますか?

今、入社3年目なのですが、チーフとして照明デザインからオペレーションまで担当する現場もあれば、オペレーターやピンスポットライトの担当、増員としてなど、幅広く現場に関わっています。ライブやお芝居、野外フェスのステージ照明などもチーフとして担当させてもらってて。ライブハウスから照明を始めたので、大きなステージの照明をデザインし、図面を描いて、オペレーションしていることは嬉しいし、やりがいを感じています。最近、施工チーフを担当するのも好きです。デザイナーが描いた図面を機能させるための役割として、デザインを実現するための方法を考えるのが楽しい。そして、先輩に「助かった」とか感謝されると嬉しいですね。

−RYUでの仕事の魅力を教えてください。

RYUでは、フリーでやっていた頃には想像できなかったほど、デザインや準備をより細かく突き詰めていきます。それを学べたことで、思った通りの照明が現場で実現できるようになってきました。現場に出る回数も多いので「もっとこうしたらよかった」と感じたことを、すぐに現場で試してみることができる。たまに、自分にはできないんじゃないか、という仕事にもチャレンジさせてくれて、技術を高められていると感じています。でもやっぱり一番の魅力は、本番でデザインしたものをオペレーションしている瞬間に感じる緊張感やうまく進んでいったときに感じる満足感ですね。この満足感があるから他のいろんなことを頑張れています。
RYUはユニークな個性をもった人の集まりで、色んな人がいることを許容している会社だと感じています。個人の大事にしたいアイデンティティを、会社としても守ろうとしてくれるいろんなエピソードがあります。詳しくは個別に聞いてください。(笑)

 

チャレンジする世界がどんどんと広がっていくRYUの仕事。
照明デザイナーとして成長したい人にはうってつけの職場だ。
ただ、その期待に応え続ける努力も同時に求められる。
明るくそんな期待を乗り越えていく人をRYUは待っている。

 

小林さんのお気に入りの調光卓。これをつかって現場をまわっているそう。

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