RYU_志田聖人
2020.05.11
RYUは、入社に経験や学歴を問わない。未経験でも、やる気さえあれば、採用の可能性があるという懐の広さは、RYUの魅力の一つだ。今回インタビューしてきたのは、そんな世界に飛び込んだ、入社1年目の志田聖人。RYUで働き始めた経緯や、仕事のやりがい、今後どのように成長していきたいかなどを聞いた。
−RYUと出会ったきっかけを教えてください。
前職では、鉱業に携わっていました。大きな重機を使って、山の中で採掘をする仕事です。その傍ら、鹿踊(ししおどり)という郷土芸能の演者を、高校を卒業した時から続けていました。三陸国際芸術祭という、郷土芸能が集まる国際的なイベントがあるんですけど、鹿踊で出演したことがあって。その打ち上げでRYUの方と出会いました。もともと照明に興味があったので、お話を伺っていると、自分が好きなアーティストやフェスの仕事もしているとわかって。その日に連絡先を交換しました。後日、面接だけでも来ないかって言ってもらえたんです。
−今とは全然違う仕事をしていたんですね。
はい。照明に興味はあったんですけど、機材に触ったこともなくて。ちょうどその頃は、やっていた仕事に面白みを感じられなくて悩んでいた時期でもありました。ただ生活をするために、このまま働き続けるのってすごくもったいないな、と。やりたい仕事をした方が絶対に面白い人生になると感じてて。そんな時に巡ってきた、未経験でも働けるチャンスだったんです。
−照明に興味を持ったきっかけは、どのようなものだったのでしょう。
もともと音楽が好きで、フェスやライブによく行っていました。そのうちに、音楽よりも、照明の方が気になりだしたんです。そんな華やかなシーンから照明に興味を持ったからこそ、面接の日に連れて行ってもらった舞台には衝撃を受けました。RYUがプランしたコンテンポラリーダンスの公演だったんですけど、そこでは、電球が1個だけ上から吊るされていて、しばらくの間、その電球の発光の強弱だけで魅せる時間があったんです。派手な照明しか見たことなかったから、こんなこともできるのかって。そんな初めての体験で、RYUで働くことにすごくワクワクしたのを覚えています。
−今はどんなお仕事をしていますか。
今は、現場に向けての機材の出庫作業とか、メンテナンス、現場の仕込みなどを担当しています。まだ、あんまり機会はないですけど、ピンスポットライトを触らせてもらったりとか。現場の回数を重ねて、一歩ずつできることが増えると、やりがいを感じますね。
−実際にお仕事を始めてみて、驚いたことはありますか。
RYUに入る前は、照明の仕事について、ほとんどわかっていませんでした。オペレーションがしたいと思って入ったけど、仕込みやバラシなど、自分の見えていなかった部分が多かったです。想像以上にやることが多かったですね。あと、照明の現場って、もっと人数や時間がかかっていると思っていました。でも、実際は思ったよりも短時間で、少ない人数で仕事をしていたんです。朝に現場に入って、みんなで仕込みをして、終わった日に撤収する。こんなに大きいものが1日で完結しちゃうスピード感には驚きましたね。
−RYUで働くことの魅力を教えてください。
関わるジャンルの広さですね。RYUは本当にいろんな場面で仕事をしています。例えば、音楽一つをとっても、いろんなジャンルのアーティストに関わることができる。だから、自分が知らない世界に出会えるんですよね。人生の経験値としても、すごく今がいい時間を過ごせている実感があります。あとは、仕事でいろんな場所に行けることですかね。
−今後挑戦していきたいことはありますか。
これからは、デザインやオペレーションにも挑戦していきたいですし、海外の仕事にも行きたいです。でも、そのためには、まず目の前のことをできるようにならないと。仕込みやバラシを一人前にできるようになって、次のステップに進んでいくことが当面の目標です。経験を積んで、今まで観客として見ていたSuchmosのライブやRising Sun Rock Festivalにも関われるようになりたいです。地元でやっているKESEN ROCK FESTIVALに携われるようになるのも、夢の一つです。
未経験でRYUに入ったからこそ、わからないことや、勉強すべきことに日々直面する。
でも、それこそがRYUで働くことの楽しさの一つ。
新しい世界に出会い続け、できることが増えていく。
そんなワクワクが、RYUで待っている。